第五十一訓

まさか前中後編だとは思わなかったジャスタウェイ。
マジで銀さんがまじめに働いてるとは思わなかったジャスタウェイ。
なんか読み終わってから語尾に変なもんがくっついて離れませんジャスタウェイ。
まァいいや今週も感想行くぜジャスタウェェェイ!

・「えーと山崎・・・ん? コレ なんて読むんだ?」
・「退です 山崎退」
その名が「読み方がよくわからない」という認識のされ方しかしない銀魂世界の懐の深さに乾杯。
そんなわけでミントンで始まる今回。モノローグって哀しい境遇のマダオと新八だけに許された領域だと思ってたんだけど違うようだ。
ちなみに確か史実でも山崎は監察です。イコール密偵だったかどうかは知らんけど・・・
てか将軍様に買ってこさせたたこ焼き途中で食っちゃう人にこんな大役任せていいのか!? どうなんだ土方さん!?
・俺が動く時それは 事件の匂いをかぎつけた時だけさ
なんかハードボイルドな私立探偵みたいなこと言っちゃってるよこの人ミントンの癖によ〜。 
おっさんの苦労話聞いてる時に薄笑いしてるしよ〜。
今まであんま描写ないけど桂さんや高杉さんみたいな活動してない限りほとんどの侍は職にあぶれてるんだな、
こんなクソ汚い寂れた工場でいったい何を密偵するんだろ、
とか思ったら作業服まで着て働いちゃってる人がいるよ!
あのコスプレ人間が着替えてまで!
どれだけ本腰入れてるんだァァァ!
・「い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!万事屋の旦那!アンタなんでこんな所に!?」
白目に血管浮くほどオドロキか山崎。
てか部外者にそんな秘密とかばらしていいの?動揺のあまりポロッとこぼしたかこれが素なのか。
・「えーと真撰組の何?真ちゃんとか呼べばいいかな」
・「ちょっとォォ!潜入操作って言ってるでしょ・・・あ゛っ!!言っちゃった」
土方さんの人選ミス――――――――!!
・「何ですか アナタ 人の頭パンパンパンパン タンバリン奏者気取りですか
  じゃあ潜入操作のせんちゃんとかどうですか」
・「嫌がらせ? 山崎って言ってるでしょ」
・「いや覚えてないんでタンバラーで」
・「覚えてないっつーか覚える気ねーじゃねーか!」
銀魂だ!いつもの銀魂節だ! たこ焼き食う山崎が突っ込みに変わってるのはなんか意外だけど(台詞だけ抜き出すと新八となんの変わりもない)ここで突っ込める役は奴しかいないからなあ。
ところでコレホントに先週の貴公子銀さんか?なんか先週に比べて不真面目さが60%くらいUPしてない?

目の生死まで判断できるって事はちょろっとしか面識なくても正確に銀さんのキャラ把握してたんだな山崎。
・「万事屋は・・・」
その続きは何だ。その続きをなんて言いたい!?
解散とか二度と言わせないからなコルァァァ!

意味深な台詞とともに場面転換。
宇宙船は流石に撤去されてるもののまさに瓦礫の山というのがふさわしい状態になってる万事屋銀ちゃん。糖分はかたむいてるし他の家具類は跡形もないし・・・。
机と椅子だけは無事だったのか、それとも何とか引っ張り出してきてこれだけでも元のままにしておこうとしたのか。

・「またここ来てたの? この家いつ崩れるかわからないから危ないって言ったろ
 さっ ウチに戻ろう姉上も定春も待ってるよ」
そんなに被害ひどかったんか。
でも新八そんなにあっさりとこの家を見捨てるなよ。神楽を思いやってはいるけれどその現実的な台詞が哀しい。
そのほうが利口なのはわかっちゃいるけどねェ、割り切れないものってあるんだよやっぱ。
・「でも・・・ もし木 そのものが枯れてしまっていたら もう・・・枝なんて落ちてなくなってしまっているかもしれない
 僕らみたいな小枝なんて・・・銀サンはもう・・・」
もはやあきらめてるのか新八!?何でそう悲観的なんだよお前人を信じる気持ちってのを持ってないのかよ!
見ろよ目の前の意地になってテコでも動きそうにない子供を!
見開き二ページ使ってからやっと口開く神楽ちゃん。
・「枯れてないヨ
 枯れさせないヨ 私たち小枝かもしれない・・・でも枝が折れてしまったらホントに木も枯れちゃうヨ
 だから私折れないネ 冬が来て葉が落ちても風が吹いて枝がみんな落ちても 私は最後の一本になっても折れないネ
 最後まで木と一緒にいるネ」
・・・あんたらに聞かせてやりたいよ、銀サンが「いつの間にか背負い込んでんだ」っていってた事を。
万事屋の絆って奴は二人でも失われるもんじゃない。
自分も酢昆布とってポリポリやりだす新八が煉獄関のときのおもちゃとってついてくシーンとものっそいかぶる。弱いんだよこういう「つきあうよ」ってことを行動で現すシーン・・・。
・「ホントに戻って来るんだろーなあのチャランポラン 早くしないと僕ら緑色のウンコ出るようになっちゃうよ」
・「てめェェェェ何勝手に食ってんだァァ!!」
やっと調子が戻ったよ!
ここでもう一人欠かせない人が出てきたよ。なんだかんだで居場所まで調べてきてる、こういうのに弱いよやっぱ・・・
・「たまった家賃払ってもらわないと困るんでね」

・「オイぃぃぃテメっ何やってんだァ!? こういう流れは一人がミスったらラインが全部止まっちまうんだよ!」
一訓の新八を思い出す怒られっぷり。武士ってほんと他の仕事できんのね。
・「コレをここに乗せ コイツを立てればいいだけだろーがァ!!」
・・・何このかわいそうなこけし。
いや・・・なんだろうコレは不思議だ・・・妙に心がひきつけられる
やや傾けたようにも見える首が一見適当に書き流したような両の目を憂いと悲しみを含むように見せ一直線というには微妙にかたむいた口元が無表情とも笑みともつかない表情を表しただの筒についたたただの棒でしかない手はそれゆえに見るものを離さないカリスマ性がァァァァァァァ!!
ちょっと見ただけなのに!脳裏に焼きついて離れねェェェェ!
何だこれ!何なんだコレ!
・「アレだよお前ジャスタウェイに決まってんだろーが!」
・「だからジャスタウェイってなんだってきいてんだろーがァ!」
・「ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何者でもない それ以上でもそれ以下でもない!」
そうかそんなにすばらしいものなのか!二周年のプレゼントはきっとコレで決まりだね!
センスどころか精神状態がうたがわれるギリギリのデザインだ!
・「うおおお!スゲェェ 速ェェ!」
すげえあの死んだ目だった銀サンが一心不乱に作業に取り組むなんて!
銀サン記憶喪失のほうがやっぱ有能なのか!こんなバカらしい作業でも!
・「さすが坂田サンだ ものスゴイ速さでジャスタウェイが量産されてゆく!」
・「次期工場長は奴しかいねーなみんなも負けないように頑張れ!」
この短い期間で同僚と社長にまで信頼を培ってやがる、やっぱ記憶喪失バージョンは只者じゃねえ。
・「そんなんで工場長決まるの!?おしまいだ!ココおしまいだよ!!」
ジャスタウェイも作れない小物は黙ってなさい山崎君。

お昼タイム。
二人とも同じもん食べてるから工場で取り寄せだよな、小汚い工場の割りにやけに豪華なお弁当だな・・・・・。
近藤さん行方不明ってやっぱあのまま記憶喪失でさまよってんのか!? 
銀サンはもともと不安定なとこに妙なもん食べさせられたからフリダシにもどっちゃたんだと思ってたけどあれ自体に記憶抹消作用があるの!?
・「ジミー アレくらいでへこたれるのかよ 誰だって最初はうまくいかない 人間なんでも慣れさ」
・「ジミーって誰!?それはもしかして地味から来てるのか!?それから俺は密偵で来てるだけだから!!」
おまえ今までのこと考えたら新八ポジションから脱却できないことはわかってんだろ。
おっさんはやっぱし悪人とされてたのか。確かに工場一個持って人材もそろってりゃこの上なく怪しいけどね。
・「おやっさんがエロリストだと!いいがかりは止めろ おやっさんは僕を拾ってくれた恩人だそ」
・「テロリストね」
ボケっぷりはもう以前と変わりなくなってる気もしますが以前のプーな自分は依然として受け入れられない銀サン。
何だかんだやってるうちに次期工場長に同僚からお呼びがかかります。
・「坂田さんちょっと僕のジャスタウェイ見てくれませんか?どうですか コレ」
・「そうだねもうちょっと気持ち上のほうがいいかな ゴリさん」
近藤さんも目と眉が近くなってるゥゥゥゥ!?
銀サンとえらい気の会うコンビ築いてやがるしなんだこいつらはアレか出会い方さえよければ仲間としてともに戦ってたクチか!?
山崎二度目の驚愕&ストレートパンチ。
・「お前何してんのォォォォ!!」
お前こそ上司に何してんのォォォ!
土方さんやあの沖田さんまで手を出さなかった人に
キサマのようなミントンとたこ焼き食いしかとりえない奴がなんてことをををををを!
・「もしもーし・・・バカ発見しました・・・ええ スグ連れて帰りますんで」
真撰組内ではもうバカが代名詞なのか。
・「ゴリさんはなァ 僕と同じように記憶を失っていて頭はデリケートに扱ってやらないとスグ飛ぶんだ!!
 初期パソコン並みなんだぞ!」
山崎怒りのパワー炸裂!ここで初期ファミコンが出るあたりが父親とドラクエで取っ組み合いのけんかした空知ゆえか。
・「アンタバカのくせに何ややこしい症状に見舞われてんのォォ!!バカのくせに!!」
・「やめろぅ!!僕は江戸一番のジャスタウェイ職人になるって決めたんだ
 何でもいいから一番になるっておやっさんと約束したんだ!!」
何だこのいい年したむさい男にあるまじき可愛らしさは!とみ子パパにも似てるな。
・「だったら安心しろお前は世界一のバカだ」
山崎ィィだからてめェ何そんな突っ込みにおいて多彩な才能発揮しちゃってんの!?

ジャスタウェイ精神だけじゃなく物理的にもめっさ破壊力あったー!
前髪あるキャラは髪あげると印象変わるのはよくあるけど銀さん変わりすぎ変わりすぎ銀さん。
即暴発の可能性に思い当たるって事は他工員もジャスタウェイの正体知ってたのか。
・「なんてこった まさか ホントにおやっさんが
 確かに幕府のせいでリストラされたとかあいつら皆殺しにしてやるとかいってたけど・・・まさかおやっさんが・・・」
・「まさかじゃねーよ!!超一流の食材がそろってるじゃないスかァァ!!豪華ディナーができあがるよ」
貴公子銀さんどこへやら。もうホント記憶以外は元にもどっとるわこの人。
・「悪いのはジャスタウェイではない 悪いのはおやっさんであってジャスタウェイに罪はない」
何であんたそんなこだわるの!悪いこと言わないから早く捨ててェェェ!
とか思ってたらどうも計算ずくみたいでした。

・「てめーらかァァァァ!!よくも俺の計画台無しにしてくれたなァァ!スパイどもが血祭りじゃああ!」
うわあ討ち入りにも匹敵する迫力。ちまちま爆弾作ってないでこのまま幕府に乗り込んだほうが早かったのと違うか。
・「おやっさんとはやりあえん なんやかんや言っても恩がある」
その台詞をたった二コマ後にドリフのタライ落としの十倍の迫力で吹き飛ばす所業は何。
近藤さんもとどめにジャスタウェイまでいくかよ!なんか非情な殺し屋的顔だよ!?
さっきのキュートさはどこへいったの!?怖い!もう怖いよ!
・「おいィィィィィ やり合えないんじゃなかったのかァァ!?おもっクソ殺っちゃったじゃないか!」
「やる」から「殺る」への移行がいい味出してます。
・「そんな事言ったかゴリさん」
・「ダメだ思い出せない記憶喪失だから」
・「便利な記憶喪失だなオイ!!」
ダメだこいつらとんでもなくいいコンビだ。絶対確信犯だ。
そんなこといってるうちに人質にとられる山崎。
・「残念だったな こう見えても かつては同心として悪党を追い回し 蝮の蛮蔵と呼ばれてきたのさ
 しつこさには定評があってね」
同心がテロリストか・・・世も末だな。
アレ?上脱いでたのに何でいつの間に着てるのおやっさん?ドラム缶に耐えてほんのわずかな瞬間に着たのか。どんなときにも身だしなみに気を使う、これぞ漢。

仮にも真撰組で副長やってる身ならそれくらい避けてください土方さん。軽くスプラッタだよこれ!
・「は〜い 危ないから下がりなさ〜い この人のようになるよ〜
 ポーカーフェイスを気取ってるが ものっそい痛いんだよ〜 恥ずかしいんだよ〜」
実況中継されて心まで痛いだろうな土方さん。
・「エライことになってるな」
・「土方さんもエライことになってますぜ」
・「これ山崎の野郎死んだんじゃねーのか」
・「土方さんも死ぬんじゃないですか」
そろそろ上司いじめはやめてあげよう沖田さん。
近藤さんいてはじめて助ける価値が出るのか山崎。山崎新八ポジションだと思ってたけど死んでもどうでもよさげな扱いされてるとは思わんかったな・・・新八ですらゴキブリのときは銀さん&神楽ちゃんに心配されてたのに。
そして何気にもう血が消えてる土方さんに乾杯。
・「土方さん俺 笛 家に忘れたんで ちょっととりに帰ってきまさァ」
・・・それってリコーダー?空知ワンピに続きジャガーリスペクト?
・「大砲!?馬鹿でけー大砲が出てきやがった」
そうかこれからジャスタウェイがぽんぽん出てくるのか!世界が幸せに包まれるね!
大砲と書いておおづつか。この世界だと大砲の概念があまり浸透していないんだろうか。陸奥さんは普通に大砲言ってたが。
・「総吾 俺 分度器 家に忘れたからちょっと とりに帰ってくる」
・「土方さん大丈夫でさァ 分度器ならここにあります」
何でそんなことまで予想してんの!?上司を追い込むためならどんなことも辞さないの!?怖い!もう怖いよ!
そして下編は二週間後ですかい!また生殺しかい!


これでやっとここの自虐文句が消せる・・・・

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