四十四訓

今回も三話完結。けど前回前々回の重さに比べると軽いような。
もう少し長く深く作りこんでもよかったと思うけどなあ。

ここんとこ始まり方がギャグ漫画に見えないよ空知先生！
鬼獅子、台詞から見ると傘かぶって顔見えない人が探してきたように見えるけど、言動からして自分から戦いを求めてきたという可能性も多分にあると思う。並び称されるとはいえ、夜兎とかくも違うか。
とかマジになってたらなんかいきなり出てきたよー！
・アオリ：舞い戻った鬼道丸！！　そしてその正体は！？
バレバレやんけー！！
・「てめーか？　俺を殺したのは　イライラして眠れなくて起きてきちゃったじゃねーか　どーしてくれんだコノヤロー」
道信さんは絶対こんな台詞吐かないと思うが銀さんらしいのでよし！
ぶつかり合う刀と棍棒、片方は角が折れ片方は額から血が吹き出す。振り返りざま鬼獅子が相手の顔を貫いた、と思ったが一瞬後そこには仮面しかないと気づく。いつの間にか相手の正面に回りこんでニタッと笑う銀さん。
そのまま鬼獅子の腕に刀を食らわすが、メキメキとめり込むだけで受け止められる。
・「終わったな」
えっ嘘一応互角に見えるんだけど、と思った振り上げられた棍棒が銀さんの横っ腹に直撃！
だがそこには洞爺湖が！
・「こんなもんじゃ　俺の魂は折れねーよ」
銀さんの目がキラめいた！

・　！！　あの目は　本物の　　侍の目だ

銀魂初めての一ページ！
なんだかんだ言ってもやっぱりここにいたるまでの流れがいい。まちがって文に起こしちゃったぞ。
・・・あれ、天人であるはずの笠の人はなんで本物の侍の目に心当たりがあったのだろう。
攘夷戦争の場にいたりしたのか？　それとも正体への伏線か？

眼帯の人を見る銀さんがすごくいい顔してる。

・「ひとーつ　人の世の生き血をすすり」
新八いつもよか凛々しい！
・「ふたーつ！！　不埒な悪行三昧
神楽ちゃんいつもよか美人！
・「えー　みーっつ　み・・みみ　みだらな人妻を・・・」
そうやって落とすかァァ！台無しじゃねえかバカヤロこの野郎め！
てか銀さんの趣味はナースに人妻なのか？　またコアな・・・
よく見たら二人の仮面がいかにも途中で買いました的な屋台のお面だ。「銀ちゃんがやるなら私たちもやらないとカッコつかないアルヨ」とかいう発言があったんだろうなきっと。

・「たっ・・・退治てくれよう　万事屋銀ちゃん見参！」
主人公が鼻血出しながら決めポーズ！さすがヒロインがゲロ吐いた漫画！
絶対これ神楽ちゃんのどっかのテレビの影響でできたポーズだ。こんなのやられたら誰だって怒るよなあ。

・「死んでも知らねーぜ！こんな所までついてきやがって」
一応止めたんだ銀さん。
てか先月も給料出してなくて今月もまだって！仕事なかったからって！大丈夫なのか万事屋！
沖田奮発してやってくれよォ！
眼帯の人に突きつけられる刀。後ろには沖田その人が。
「得るもんなんざ何もねェ　だけどやんねェと　自分が自分でなくなるんでィ」
この人もまた侍だった。何気に目が魂が折れない銀さんと同じだ。
ジャキジャキ刀の音。見覚えのある制服。
後ろに誰がいるかって？
・「僕たち新撰組だよ〜」
土方さん（と新撰組）もバカになったァー！！
近藤さんいないって事は彼に秘密で全員召集したのか。全員一致で局長には知らせちゃいけないってなったんだな。
・・・好かれてるねえ。
・「今回は面白いものも見れたしな」
黒幕逃げちゃったよ。てか銀さんロックオン？　次悪巧みする時は最初から目的に入れられる？

夕焼けがきれいな橋だか高速道路の上。
・「悪いやつほどよく眠るとはよく言ったもんで」
初登場シーンから寝てて勤務中も寝てる人を一人知ってるんだけど。
そしてさらりとすごいことを言う土方さん。
・「ムリムリ！あんなもん　相当ノリノリの時じゃないと　ムリだから！」
ノってたらできるのかい銀さん！
・「心配いりやせんぜ俺が介錯してあげまさァ　チャイナてめーのときは手元が狂うかもしれねーが
・「コイツ絶対　私のこと好きアルヨ　ウゼー」
ほんと仲悪いなこの二人。普段のどつき合いだけど内容がえらいブラックだなー。

砕かれた鬼の面。
・「あんたにゃ　もう似合わねーよ」
・アオリ：微笑む彼の姿がきっと・・・。
・「あの世じゃ笑って暮らせや」
・・・うん、夕焼けの向こうにはきっと・・・


アレ？ちょっと待って？なんか前回銀さんがいなかった事の説明がまったくないような・・・
何ほんとになんも考えてなかったの！？　ちょっと待てよ銀さんいや空知ィィィ！！

終わり方が綺麗なんで流してしまいそうになったけどもうちょっと長くして、新撰組と万事屋両方で幕府の暗部に切り込んでみてもまた面白かったかもと思う。前回前々回での盛り上げっぷりから考えれば十分空知先生にはその力があると思うから。